ARIA 8巻 感想

2006年1月10日発売。
ARIA 8巻のざっくり感想です。

夏です。もはやこの季節の文言いらないくらいの規則性がありますが(笑)

舟(ゴンドラ)とのお別れ。お客さんを乗せるには耐用年数よりは早く期限が来ちゃいます。
灯里がさみしそうにサヨナラツアーをアリア社長としますが、
アリシアさんの入社前からあったらしく、アリシアさんも相当思い出あったんじゃないのかなぁ、
なんて思ってます。
大事に扱ってきたモノとの別れは辛いですよね。別の場所で使ってくれるだけ、うれしいものです。

初心を忘れないって重要です。もとは「1」がオレンジぷらねっとのエースナンバーだったのが、
アテナ先輩の使いつづける「36」が今やエースナンバー、と。
称号は後からついてくる(あひるの空より)を思い出しました。
なお、アテナ先輩のおちゃめっぷりは、カバー裏でも発揮されておりました(笑)

どんなに完璧にみえる人でも、その人も一人の人間ということを忘れてはいけませんね。
みんなそれぞれ不安とかも持ってるんです。

灯里を不思議世界に連れて行ってるのはアリア社長かと思ったけど、そんなことはないんですね。
ほんとに灯里が縁があるんだなぁ。(アリア社長はどうやら感じてはいたみたいだけど。)

でも、こんなに上手い、二重で怖い怪談ないわ…。すごいな。
まず怪談として、史実っぽさと幽霊で怖い。
そして実は火星でしか存在しない作り話の怪談なのに、
その目撃情報や体験談が寄せられて実現している、という怖さ。
物語としての上手さに気を取られましたが、実際めちゃこわだろうな…。

秘密の場所、灯里の解釈がとても素敵です。
何百年もずっと見守っていた人(彫像)の目線で広場を眺める…。
まぁ、秘密の場所にしておきたかったら、そんなに顔出したりしちゃダメだよ…(笑)

夏祭り、いいなー。浴衣とっても好きです。
夏は騒がしい分、確かに終わりは寂しいですね。でも秋はすぐに来ます。
やり残したことは数あれど、後ろを向かず、歩いていきましょう。

(前:7巻感想

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