トニカクカワイイ 15巻 感想

fly-me-to-the-moon_vol15

2021年4月16日発売。
トニカクカワイイ 15巻のざっくり感想です。

帯の文字は「試練」。
話数は飛んでるけど、ミスじゃないよ!

「なんで単行本って雑誌と一緒に出ないのかしら….。」

104話B:時子の想い

月の石 を持ち帰っても、達成できなかったもの。絶望…。
時子さん、あと2年でもっていっても、司ちゃんは命の無駄遣いって……
どうしようもないことに使うなってか。明らかに解なさそうな口ぶりだったもんね、時子さん。

でも2年を許したのは、運命を見つけたからゆるしたのか?うーん、なぜ?
感情がよくわからないなぁ。
時子さん、星空くんに想いを託したからって、そんないい笑顔でいないでよ……

XXX話

(冒頭でいきなり!なんとなくでも要約・サブタイトルをつけるのがおこがましい回。)

由崎夫妻がお互いをちゃんと知った後の世界の12月。
輝夜と協力のもと、時子の散骨。7月20日に亡くなったのか。わりと夏だな。

司ちゃんが「旅の終わりまで来た」ということで、ある意味で、この物語の最終回なのでしょう。
(あひるの空といい、こういう終わりをみせるのは流行るかな?)
由崎夫妻の愛は永遠だと証明されたようだ。

っていうか、司ちゃん、星空くんが自分のこと知らないの知らなかったんか!
特に話していないのに意味深なこと言ってたのは、そういうこと?

まるで富士山に不老不死の薬を撒くかのような散骨。
ほんと、安らかに…。

141話–147話:恋のうた

思ったより、想像よりはるかに、感動した。

竹取物語が成立したのは千年以上前なわけだが、その物語は実在した!

不老不死は、終わりの来ない地獄の始まり。そりゃそうか。
みんないなくなっちゃうんだもんな。

ちょっと話は変わるけど、輝夜さんの頭の中にもなにかいる…?
亡霊なのか、本物のかぐや姫なのか。そして手加減というものを知らない…(笑)

時子さん、元は(というか二人きりのときは?)司ちゃんのこと「姉様」って呼んでるのか。
千歳もその影響なのかな?ちっちゃいころの時子さん、純粋かわいいし、月まで行ったの冷静にすげぇよ。
星空くん、時子さんと約束できて、よかったな。

由崎夫妻の出会いの日の記憶の有無で二人の誤解があった。
まぁあれだけの大怪我してたから、星空くんに落ち度があるわけではないけど。
真実を伝えてまた好きになってもらう自信がないから、離れようとする司ちゃん。
対して必死で思い出そうとする星空くん、初めからたどりながら。

そして運命の7月20日を迎える…。
まだ二人が仲直りしてなかったから、時子さんはあんな遺言を遺したのかな?

宇宙の話で説得する星空くんは素敵すぎる!!
強く引き合う(万有引力)からこそ、美しく、命も愛も輝く。たとえ、離れてしまう運命でも。
司ちゃんの目に輝きが戻るの、素敵。

星空くんはボロボロになりながらも、結局思い出したのは司ちゃんのそばだったね。
「君の願いは僕が必ず叶えてみせるよ。」

司ちゃんの正体、帝もしくは翁か!?でも女性だから御婆さん的な人か!?
と思ったら、そっちか!?(岩笠って誰だ!笑 しかもその娘って!)
だから16歳なのか。1400年間生きた人か。思ったより若いな(笑)
(註:当然1400歳なんて言ってはいけません。当たり前じゃないですか、ねぇ、星空くん?笑)

おわりに

と、いうわけで、第1部が終わりました。え、つまり、第1部は謎と種明かしで、
その解決がこれ以降ってこと?まじかよ!!

月に「かぐや姫」がいないことは時子が証明したから、
ふつうの人になれるように奔走なのかな?それとも「かぐや姫」の一族はまだ地上にいるのかな。
XXX話は、いったい第何部の終わりなのかな。

もうこの後の展開が想像つかなすぎて、わくわくが止まらない!!

2年待ったのは星空くんの結婚できる年齢までとのこと。
そして時子さんとの日々を過ごすためでもあった。

ちなみに「恋のうた」はこちら。こちらも作品と合ってて、よいぞ。

(前:14巻感想

(トニカクカワイイの紹介ページはこちら

 

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